楽譜の簡略化

編集できる楽譜から、音数を抑えた練習用の版を作れます。変更点を見比べ、仕上がりを聴いて、必要なMusicXML、MIDI、PDFを保存できます。

  • クレジット消費なし
  • 元のファイルはそのまま
  • MusicXML、MIDI、PDFで書き出し

練習の妨げになる細かな音を減らす

音符の多い楽譜は、注意を向ける音が減るだけで覚えやすくなります。このツールは明示された記譜上のルールに従って、MusicXMLの楽譜から新しい版を作ります。装飾音を取り除き、タイのない和音の音数を減らし、ごく短い音を直前の音符にまとめます。強めの設定では、旋律の大きな跳躍の一部をオクターブ単位で折り返します。タイで結ばれた音符と和音は音高と構成音を保つため、小節線をまたいで伸びる音はそのまま残ります。元のファイルは変更されず、書き出す前に両方の版を見比べられます。

使い方

楽譜を簡略化する手順

1ステップ 1

MusicXMLを用意する

楽譜作成ソフトから.musicxml、.xml、.mxlのいずれかで書き出し、2 MBまでのファイルをアップロードします。紙の楽譜やPDFしかない場合は、先に楽譜を認識させ、読み取りの誤りを直してから簡略化してください。

2ステップ 2

簡略化の度合いを選ぶ

「軽めの簡略化」は装飾音を取り除き、音数の多い和音を抑え、ごく短い音をまとめます。「強めの簡略化」は和音の構成音をさらに減らし、まとめる短い音の基準を広げ、1オクターブを超える跳躍を折り返すことがあります。これらはルールの設定であり、検定やグレードの難易度ではありません。

3ステップ 3

見比べて書き出す

元の楽譜と簡略化した楽譜を確認し、どちらの版も試聴して、フレーズが目的に合った形で成り立っているかを確かめます。続けて編集するならMusicXML、再生用にはMIDI、印刷用にはPDFをダウンロードできます。

変更される内容

根拠の見えない難易度スコアではなく、目に見える変更

ルールに基づく変更なので、書き出す前に見て、比べて、確認できます。

和音を軽くする

「軽めの簡略化」ではタイのない和音に最大3音、「強めの簡略化」では最大2音を残します。最高音は必ず残し、その下では和音に含まれる根音と第3音を優先します。残した下の音は、和音の幅が1オクターブに収まるようオクターブ単位で移動することがあります。タイで結ばれた音を含む和音は、音の伸びを保つために元の構成音をすべて残します。仕上がりを使う前に、残った和声を確認してください。

細かい音を減らす

タイのない装飾音符と装飾記号は取り除かれます。拍の頭から外れた位置にあるタイのない短い音は、同じ声部の直前の音にまとめられ、その音が長くなることで時間の流れが保たれます。連符の中の音は、リズムのまとまりを保つために元の長さのままです。取り除いた音の数が表示されるので、どこで音の密度が変わったかがわかります。

曲の骨格はそのまま

MusicXMLの処理では、音符の内容を変えながらパート、小節、調号、拍子記号を保ちます。元の発想記号や浄書の体裁は書き出しの際に変わることがあるため、元のファイルは手元に残し、両方の版を並べて確認してください。

自分で編集できる練習用の下書き

簡略化したMusicXMLをダウンロードして、楽譜作成ソフトで自分の判断を加えられます。このツールは検定のグレードを判定したり、初心者向けの編曲であると保証したりするものではありません。仕上がりは、演奏者や指導者が確認するための出発点です。
こんな場面に

取り組みやすい出発点を選ぶ

音数の多い旋律を覚える

装飾的な音やごく短い音を減らして、フレーズの形に集中できます。元の楽譜と見比べながら、省いた細部を少しずつ演奏に戻していけます。

編曲を見直す

和音を薄くした状態で、旋律と和声が曲の内容をきちんと伝えているかを確かめられます。ルールによって省かれた大事な音は、MusicXMLを編集して戻せます。

教材を準備する

生徒に合わせて編集できる下書きを作り、音域、運指、リズム、音楽的な意図はご自身で確認してください。2つの設定は処理の内容を表すもので、検証済みの指導レベルではありません。

疑問にお答えします

楽譜の簡略化に関するよくある質問

2 MBまでのMusicXML(.musicxmlまたは.xml)ファイル、もしくは圧縮MusicXML(.mxl)ファイルをアップロードできます。現在の処理では、音符イベントは5,000個まで、譜表ごとの小節は合計512小節まで対応しています。PDFのスキャンは、先に認識させて内容を確認する必要があります。

いいえ。簡略化では一部の音符が取り除かれ、一部の音の長さが変わります。強めの設定では、音がオクターブ単位で移動することもあります。大事な装飾音、旋律の短い音、ベース音、和声の音が失われる場合があるため、仕上がりを使う前に見比べて試聴してください。

「軽めの簡略化」は装飾記号とタイのない装飾音符を取り除き、タイのない和音に最大3音を残し、拍の頭から外れた位置にある16分音符より短いタイのない音をまとめます。「強めの簡略化」はタイのない和音に最大2音を残し、同じルールで8分音符より短い音をまとめ、1オクターブを超えるタイのない旋律の跳躍の一部を折り返します。和音は最高音を残し、含まれている根音と第3音を優先します。タイで結ばれた音符と和音は、伸ばす音を途切れさせないよう元の音高と構成音を保ちます。連符の音の長さは変わらないため、リズムのまとまりは正しいまま保たれます。

ルールに基づく練習用の下書きであり、検証済みのピアノ編曲や、グレード分けされた教材用の楽譜ではありません。運指の計算や左右の手への音の振り分けは行わず、特定の生徒が演奏できることも保証しません。実際に使う場面に照らして仕上がりを確認してください。

はい。元の楽譜と簡略化したMusicXMLを合成音の参考音源にして、Lacunaのプレーヤーで再生できます。最初に音声を生成するときに楽器ライブラリをダウンロードします。参考音源は音符の確認に役立つもので、人による演奏ではありません。

簡略化した楽譜は、MusicXML、MIDI、表示された楽譜のA4 PDFとしてダウンロードできます。編曲の編集を続けたい場合は、MusicXMLが最も適しています。

楽譜の処理を実行するにはログインが必要です。簡略化でクレジットは消費されません。入力したファイルはその処理のために楽譜処理サーバーへ送信されますが、変換履歴として保存されることはありません。

次の作業へ

その他の楽譜ツール

音数を抑えた練習用の版を作る

上のツールにMusicXMLファイルをアップロードし、簡略化の設定を選んで、仕上がりを見比べて書き出せます。

オープンソースソフトウェアのライセンス表示